休館日や期間を作ってオンとオフを分ける

1年中宿をオープンして、1人でも多くを泊めようとしていませんか。コロナによって休館日や営業時間短縮を設けてメリハリをもたせたままの宿が増えたのは良い流れだったと思います。

閑散期は自分投資へのチャンス

少人数のためにずるずると営業していませんか。これは大きな宿ほど計算し直す問題ですが、一定の客室稼働率を獲得しないと赤字です。
1年中旅行客が耐えない観光地の中心や、東京・大阪でない限り「旅行者数が落ち込む期間」というのはありますよね。そういう時はきっぱりと休館日にするのをオススメします。

気候も大きく影響しますが、真夏や真冬には客室だけでなく廊下や共有スペース、ラウンジにもエアコンを使います。宿によってはガスヒーター、灯油ヒーターも使います。閑散期に1~2組のためにこれを稼働させるのは赤字になってしまいますよね。経費だけでなく、その来客のために自分が家から離れられないのも負担になります。

都市部や一部観光地を除けば、GW開け~7月初旬、9月、11月は閑散期となる地域が多いです。
その期間こそ事務仕事を片付けたり、プロモーションに力を入れたり、自分自身が旅に出るチャンスです。

「開けておけば予約がくるかもしれない」ではなく、
「開けているときに100%の稼働率を目指す」

多忙期にもオフの日を作る

夏休み期間や、冬季(スキーエリア)は数ヶ月に渡って人が集まります。すべてを予約可能状態にしておくと次々と少数の予約が入ってしまいます。
昔は週末だけが混み合ったかもしれませんが、今では平日休みの会社も多く、外国人は曜日に関係ありありません。

毎週水曜日だけはチェックインをとらない、3のつく日は休みなどルールを設けるといいでしょう。
もちろんスタッフが複数人いるなら、ローテーションで必ず休みをとるべきです。
多忙期はお客様のために全員で休みなく働こう!は美しくありません。疲れがたまってサービスの質が落ちるだけです。

Airbnbは連泊者を除いて、チェックイン/チェックアウトができない曜日を設定することができます。チェックアウトできない日を設定すれば、午前中はのんびり過ごすことができます!

私はスキー場近くで宿を経営していますが、積雪の多い年は4月末までオープンし、記録的に雪の少ない年は2月末で宿を閉めてしまいました。

Neco
Neco

週末だけ営業してる宿もたくさんあるよ

見直そう
  • 稼働日に経費節約を気にするのではなく、稼働自体を止めてしまう。
  • 出費だけでなく、自分が管理人として駐在することも負担になる認識機をする。
  • オフ日は心身リフレッシュと準備期間として有効に使う。