スコットランドはビザが必要?日本人がいまいち理解していないイギリスとは?

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友達と話していると嚙み合わないのが「イギリス」という存在。そもそもヨーロッパ、EU、UKという認識もなんとなく各々が違う定義をもっているように思えます。ここでは改めて日本人だけが混乱している言葉の説明と、スコットランドのビザについてまとめています。

ヨーロッパとは?

ヨーロッパとはユーラシア大陸北西部にある50か国を指します。ロシアやトルコは出典や組織によってアジアと呼ばれたりヨーロッパと呼ばれたり複雑です。
とにかくこのサイトで紹介しているスコットランドはヨーロッパです。

EU(欧州連合)とシェンゲン協定加盟国とは?

European Union の略語であり、Europeの略語ではありません。
ヨーロッパを中心に27か国が加盟する国家連合で、国境に関係なく交通が自由であり共通通貨という特徴があります。職業スキル(資格)が共通であったり、軍事的な細かい規定など様々ですが、私たちが最も関係するのはビザです。イギリスはEUではありません。

日本人はEUとシェンゲン協定加盟国にビザなしで180日間で最大90日まで滞在できます。パスポートさえあれば入国可能で、国境で提示する必要もありません。
これが面倒な点で、EUではないがシェンゲン協定に加盟しているのは、スイス・ノルウェー・アイスランド等があります。つまり、スイスはEUではありませんがシェンゲン加盟国なので、フランスやドイツからの往来が自由で、日本人は180日間で最大90日間滞在できます。
スコットランドのあるイギリスは、EUもシェンゲン協定にも加盟していないため90日間の縛りがありません。

「イギリス」とは何のこと?

「イギリス」とはポルトガル語のイングレスをイギリスと聞き取った日本人による不思議な和製英語です。外国人には一切通用しません。
このイギリスはUnited Kingdom(=UK)のことであり、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの連合国を指します。

日本で厄介となっているのは、このイギリスをイングランドだけの認識で呼ぶ人が多いことです。UKのことを説明するサイトやブログでも間違いが多い表現です。外国ではUKやBritainと呼びますが、日本だけは「イギリス」というオリジナルの単語をもっていることになります。

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これはヨーロッパのイギリスにあるスコットランドの紹介サイトだよ

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アイルランドとは?

さらに間違える人が多いのはアイルランドの存在です。北アイルランドはイギリス(UK)ですが、アイルランドは含まれません。ちなみにアイルランドはEUです。

イギリス滞在ビザについて

イギリス(UK)にはビザなしで1年間で180日滞在できます。あくまで観光、ボランティア、180日以内の留学での滞在であり、労働は許可されません。
EUと同じように国境での審査はなく好きなように4か国内を移動可能で、共通通貨は£ポンドです。ただし、2025年1月からETAが必要となるので注意しましょう。

ETAはイギリスが発行する電子パスポート

2025年からイギリスでの滞在日数に関わらずETAを取得する必要があります。
ETAは混乱する人が多いのですが、ビザではなく電子パスポートのことです。イギリスから発行されるもので、日本で発行される紙パスポートに紐づけられています。オンラインで簡単に申請できるもので、クレジットカードの登録が義務付けられています。
https://www.gov.uk/government/news/uk-to-expand-digital-travel-to-more-visitors.ja

スコットランド旅行するなら

  • イギリス(UK)なので半年間以内ならビザは不要
  • 2025年1月以降に渡航するならETA申請(オンライン)が必要
  • ETA申請は10ポンドで承認に約3日かかる
  • ETAの有効期限は取得から2年間

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