人口51.5万人の小国マルタ島は3分の1が観光に依存しています。物価の安いマルタは、特に夏はヨーロッパ各国から長期滞在でホリデーを楽しむ旅行客が多く集まって賑わいます。
今回のコロナ感染拡大では3月11日からロックダウンを開始し、かなり厳しい罰金などを制定して取り締まっていたようです。イタリアで感染爆発したので、かなり怯えたのではないでしょうか。実際、当初の感染者はほとんどイタリアからの観光客でした。
2021年11月10日時点 マルタ情報
日本以上にワクチン接種率が高く、2本摂取完了も早かったヨーロッパですが、10月頃から第6波がおしよせてきました。イギリス、ドイツ、フランスでは1日の新規感染者が数万人とまた1年前に戻ってしまいましたね。小さな島国マルタは感染拡大の警戒も強いのでまた鎖国状態になってしまうかもしれません。さらに南アフリカで検出されたオミクロンの発表もあり、警戒は高まる可能性があります。
2021.11.2 新型コロナウイルス感染拡大防止のためのマルタ政府の措置
●マルタ保健省は日本のワクチン接種証明書を有効な証明書として承認しました。
●マルタ保健省によれば、ワクチン接種証明書を有効とみなす要件は以下のとおりです。
・EMA(欧州医薬品庁)が有効性を認めたワクチンを接種
・ワクチン接種サイクルの完了後、14日経過
・VeriFLYアプリを通じてワクチン接種証明書の真正性の証明が必要 https://go.daon.com/ja/veriflyapp
●日本からの渡航の場合、レッドゾーンからの到着客となり14日間の隔離などの検疫措置の対象となりますが、上記の要件を満たす日本の海外渡航用ワクチン接種証明書を所持していれば、これらの検疫措置が免除されます。
なお、マルタ入国にはPublic Health Travel Declaration Formの記入・提出及びPassenger Locator Formへの入力・提示も必要です。
2020年8月7日時点 マルタ情報
2ヶ月に渡り新規感染者数10名以下(というかほぼ5名以下)という完全封鎖を成し遂げて、夏に向けて開国したとたん感染拡大... といってもほぼ50名以下ですが、マルタとしては警戒を強めています。3ヶ月死者数は増えずに9名のままでニュージーランド以上の成功国といえます。
マルタに入国可能な国
下記の国はコロナ関連の制限、必須のテスト、および必要な検疫なしでマルタに入国できます
日本、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、クロアチア、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、ハンガリー、アイスランド、インドネシア、イタリア、レバノン、モナコ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランド、ポルトガル、韓国、スイス、タイ、トルコ、イギリス など
日本は比較的早くからヨーロッパ各国で入国を許可されています。ちょっと怖いのは、イギリス、フランス、ドイツなどもOKとしていることです。また、目立ちませんが、ベルギーは感染大国で8月20日時点でも5万人を超える陽性患者を抱えています。
入国条件
- すべての観光客はcovid19をカバーする旅行保険に加入する必要があります。
- 空港ではマスクが必須であり、常に着用する必要があります
- 到着時に空港で温度スキャンが行われます。37.2cを超える温度は、二次スクリーニングテストが行われます。
クレジットカードの海外保険内容を確認しましょう
基本的に「感染症」は保険の範囲内ですが、不安な人はコールセンターへ問い合わせることをおすすめします。
現地での感染・入院補償ほか、帰国後30日以内も適用されたりと様々です。
マルタ行きのフライトは?
現在直行便はありません。約10社の航空会社が、東京成田からマルタへの乗り継ぎ便を運行しています。JAL、ANAのほか、KLM(オランダ)、エールフランス、ブリティッシュエアウェイ、ルフトハンザ(ドイツ)など。
日本だけでなく、全世界各国のコロナ状況は日々変化しています。渡航前には必ず大使館や外務省の情報を確認してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_195.html#ad-image-0