2021.11.2 新型コロナウイルス感染拡大防止のためのマルタ政府の措置
●マルタ保健省は日本のワクチン接種証明書を有効な証明書として承認しました。
●マルタ保健省によれば、ワクチン接種証明書を有効とみなす要件は以下のとおりです。
・EMA(欧州医薬品庁)が有効性を認めたワクチンを接種
・ワクチン接種サイクルの完了後、14日経過
・VeriFLYアプリを通じてワクチン接種証明書の真正性の証明が必要
●日本からの渡航の場合、レッドゾーンからの到着客となり14日間の隔離などの検疫措置の対象となりますが、上記の要件を満たす日本の海外渡航用ワクチン接種証明書を所持していれば、これらの検疫措置が免除されます。
なお、マルタ入国にはPublic Health Travel Declaration Formの記入・提出及びPassenger Locator Formへの入力・提示も必要です。
90日以内の滞在の場合はビザは不要です。観光、留学、仕事など内容に関係なく不要です。
これはマルタ共和国への入出国にビザが不要なのではなく、シェゲン協定加盟国内であれば90日以内は不要です。
シェンゲン協定加盟国
オーストリア, ベルギー, デンマーク, エストニア, フィンランド,
フランス, ドイツ, ギリシャ, ハンガリー, アイスランド
イタリア, ラトヴィア, リトアニア, ルクセンブルグ, マルタ
チェコ, オランダ, ノルウェー, ポーランド, ポルトガル
スロヴァキア, スロヴェニア, スペイン, スウェーデン
EUの中でイギリス・アイルランド・キプロス・ルーマニア・ブルガリア・クロアチアを除いた国ですね。
マルタに90日以上滞在する人は少ないと思うので気にする必要はなく、パスポートさえもっていればOKです。
ヨーロッパ内を転々と旅する人は注意が必要です。
現在マルタと日本にワーキングホリデーはない!90日以上滞在する人はビザが必要です。
マルタと日本はワーキングホリデー協定外のため、90日以上滞在する場合は「学生ビザ」や「長期滞在ビザ」などを取得する必要があります。
朗報!マルタとのワーホリ協定の日は近いと思います!
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/mt/page6_000171.html
学生ビザ
90日以上の滞在して語学学校に通う場合は学生ビザを取得します。
これが他の国より面倒くさい!!
とりあえずビザを持っていればシェンゲン協定加盟国内には入国できるので、マルタに入国してから学生ビザを取得することも可能。
ただし、銀行残高証明や海外旅行傷害保険証書のほか、滞在計画書なども必要になるのでしっかり準備してきましょう。
学生ビザがあるとアルバイトできる!
ワーキングホリデーの代わりに、学生ビザで週20時間のアルバイトが可能です。
下記の条件を満たす必要があります。
・マルタ政府の資格認定機関MQRICが認めている資格取得につながるコースを受講する
・コースは90日以上で、フルタイムで受講
さらに、語学プログラムの修了後、6か月間はマルタに滞在できるのでマルタでの仕事探しなどに便利ですね!
2021年から注意したいETIAS
少し先の話になりますが、2021年1月1日より新しい事前審査「ヨーロッパ旅行情報認証システム(European Travel Information and Authorisation System =ETIAS)」が導入され、日本人にも適用されます。
これはビザではなく、入国条件として事前に申請しパスポートと併せて持ち歩く必要があります。
これはシェンゲン協定加盟国とは別のものです。
ETIAS EU連合
アイスランド、アイルランド、イタリア、エストニア、オランダ、オーストリア、キプロス、ギリシャ、
クロアチア、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ共和国、
デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、バチカン市国、フィンランド、フランス、ブルガリア、
ベルギー、ポルトガル、ポーランド、マルタ、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、
ルクセンブルグ、ルーマニア
申請はオンラインのみで、申請に必要なものはIC入りのパスポートとETIASの申請費用を支払うためのクレジットカードが必要。
添付書類や証明書などは不要で、あくまで渡航許可書として発行されるものです。
今のところ、ETIASの有効期限は通常3年間と告知され、申請費用は7ユーロ。
約2週間かかるようなので、早めに申請しましょう!
1回の渡航期間は90日間とされています。パスポートの有効期限が3年以内の場合は、パスポートの有効期限がETIASの有効期限となります。